シェアリングエコノミーが10年で約20倍に?話題のサービスと市場解説

最近、シェアリングエコノミーが驚きの成長を見せているのをご存知ですか?

 

シェアリングサービスは物品やサービスを多くの人と共有(シェア)したり、個人間での貸し借りを仲介するサービスを指します。 今回はそんな注目の市場と、話題のサービスをご紹介したいと思います!

 

 

シェアリングエコノミーの市場規模

PwCが発表したデータによると、シェアリングエコノミー(金融、人材、宿泊施設、自動車、音楽や動画の分野を算出)は2013年の時点で150億USドルの市場規模がありましたが、2025年には3350億USドルまで成長すると見込まれています。つまり、10年ちょっとで22倍になるということですね!

 

ちなみに、レンタルエコノミーも同データで成長が見込まれており、2013年の2400億USドルから2025年に3350億USドルになる推測です。こちらは、もともと成熟していた市場であったためか、成長は減速しています。

 

 

必要なときに必要なモノがあればいい

“所有する時代”から、現在は“シェアする時代”に移り変わってきていますが、そもそもなぜシェアリングサービスが流行っているのでしょうか?

 

“皆さんはなぜドリルを購入するのですか?私たちはドリル自体が欲しくて購入するのではありません。私たちは穴がほしいのです。ドリルは穴をあけるための単なる手段です。”

 

この例は大学の講義で聞いたものを使わせてもらったのですが、これがまさにシェアリングエコノミーを成長している理由だと思います。
必要だからといって所有する意味はないのです。

 

 

車も移動する手段であり、人を運ぶということが真の目的です。 そのモノ自体が必要なのではないため、多数の人とシェアすることで、必要な時に必要なものを利用できる形態であるシェアリングサービスが成長しているのです。

 

また、逆の見方をすると、自分が所有するものやスキルを他の人と共有することで得られるメリットもあります。例えば、自宅を自分のためだけに使う必要はないということで、民家を宿泊施設として他人に貸し出すという仲介サービスを始めたのがAirBnBですね。

 

それでは、どんなシェアリングサービスがあるのか、どんなシェアリングサービスがこれから成長するのか、具体例を挙げてご紹介したいと思います!

 

 

【FON】日本を含む150か国以上

Wi-Fiコミュニティ。自宅に専用のFON Wi-Fiのルーターを設置すると、他のFONユーザーはあなたが設置したFON Wi-Fiを利用できるようになり、あなたは他のFONユーザーが設置したFON Wi-Fiを無料で使うことができるようになります。

 

外でWi-Fiネットワークを検索すると、“FON”の名がついたWi-Fiが探知されたことがありませんか?私はめちゃくちゃあります。
それも納得で、現在は世界150か国以上に1400万アクセスポイントが存在するようです。

 

海外旅行などの際は、お金を払って契約しない限りネットが使えなくてとても不便ですよね。FONは海外に行く機会が多い方は特に利用するべきサービスだと思います!

 

 

【Doghuggy】

ペットの犬を預けたい人とペットシッターをマッチングしてくれます。
Doghuggyユーザーは、登録されているホスト先に、ペット犬を預けることができます。ペット用のAirbnbですね。
犬に適した環境のあるお家で犬好きの人に預かってもらえるので、犬慣れしていない親戚や高くつくペットホテルに預けるよりも、Doghuggyは魅力的ですね!

 

 

【AnyTimes】

事業内容は、先ほどご紹介したTaskRabbitの日本バージョンです。
ちょっとしたお使いや、家事、ペットの世話などの誰かに手伝ってほしいこと、自分が得意なことを提供し合えるサービスです。
仕事内容はオールマイティに対応しているので、人手が欲しいときは、とりあえずAnyTimesで人材を探してみることをお勧めします!

 

 

【Lancers】

仕事売買マーケットプレイス。個人間や個人法人間で、Web制作やロゴ作成などの仕事を匿名で取引できます。
仕事の依頼、提案、進行、納品、支払いまですべてオンラインでできるようです。
組織に属さず自分のスキルを活かしたい方は、Lancersで仕事をするのもいいですね!

 

 

【たびのたつじん】

海外在住の日本人が日本人旅行者のツアーガイドするサービスです。
「日本語だけで世界を旅する」をコンセプトに、世界の日本人をつないでいます。海外旅行は言葉が通じないというのが大きな不安要素ですよね。そんなときは、たびのたつじんで現地慣れした日本人に案内してもらうと安心だと思います。

 

 

【軒先】

空きスペースをシェアできます。
所有している場所を、自分の教室を開きたい人、お店を始めたい人、駐車したい人などに使ってもらうことができます。
「昔からお店や教室を開いてみたかったけれど資金がない。。。」などのお悩みの方は、今がシェアリングエコノミーの恩恵を受けるとき。軒先.comを使うと低コストで実現できるかもしれないですね。日本中のもったいないスペースをなくしちゃいましょう。

 

 

【tadaku】

外国人の自宅で開かれる料理教室。世界各国の外国人が登録されており、好きな国の出身者から料理や言語、文化などを教えてもらえます。
教室のホストに選ばれえる人は、しっかりと厳しい審査を通っているので、安心して日本にいながら異文化体験を楽しめます。
料理教室参加には費用はかかりますが、オーセンティック料理を学べ、使い方しだいでは、言語学習、異文化学習などにも活用できると思います。

 

 

【Streetacademy】

様々な学びをシェアできるサービスです。
プレゼンやパソコンなどのビジネススキルから、写真、バク転、魚のさばき方などのユニークなスキルなど、豊富なスキルをシェアできます。
日本中の“得意”が集まったサービスなので、出会ったことのない新しい趣味がStreetacademy内で見つかるかもしれませんね。

 

 

【Huber】

訪日外国人向けツアーガイドマッチングサービスです。
世界中に友達を作りたい方、日本の文化を日本にいながら世界に発信したい方などにおすすめです! 外国人にとって日本を訪れる旅行は一生の思い出です。次は相手の国を訪れたり、一生の友達になる可能性も十分にあると思います。

 

 

【Spacee】

会議室シェアサービスです。
使いたいときに使いたいときだけ『空き会議室』を利用できます。
わざわざ喫茶店やカフェへ行って打ち合わせをするなんてことがよくありますよね。
しかし、実はほとんどのオフィスにあるのが、空いている会議室。あぁもったいない。Spaceeを使えば、簡単に会議場所を探せます。他社の会議室で社内会議を開くなんて日も近いかもしれませんね。

 

 

【Lending Club】アメリカ

貸付(融資)型クラウドファンディングと呼ばれる事業で、お金を必要とする人と資産運用をしたい個人投資家がここに集まって、お金の貸し借りができます。
銀行や金融サービスよりも低コストです。このサービスは残念ながら日本では利用できませんが、最近はコーポレートベンチャーキャピタルなどが流行っているので、次に潜在性があるのは個人での投資だと思います!

 

 

【Yerdle】アメリカ

これはソーシャルシェアリングツールで、ソーシャルネットワーク上の友人の間で、物々交換をする場です。
Yerdle Dollerという特別なバーチャル通貨があり、現金は一切使いません。

 

不要な物をYerdleに登録し、引き取り手が見つかると、物の価値相当のYerdle Dollerを稼ぐことができます。その貯まったYerdle Dollerを使って、あなたは他の人から欲しいものをもらえます。

 

SNSを活用して一斉に情報を管理できるので、効率的に高い確率でほしいものが見つかります。何といってもお金を使わないのが魅力。
これぞ人々が求めていたサービスではないでしょうか?日本で使える日が来るのが待ち遠しいですね。

 

 

【EatWith】世界30か国

自宅でご飯をふるまってくれる友達ができるサイト。
自宅で旅行者をもてなしたい人と旅行先でその土地の人や文化と触れ合いたい人をマッチングしてくれます。
日本では東京のみですが、「赤の他人にご飯を作って一緒に食べる」ということなので、果たして保守的な日本で流行るかは微妙なところではないでしょうか。。。

 

 

【RelayRides】アメリカ

個人間で使用されていない車の貸し借りができる、世界初の個人間カーシェアリングサービスです。
Timesなどの企業の保有する自動車を一般人にシェアしてもらうという事業モデルは数多く存在しますが、一般人の自家用車をシェアするというのは確かに新しいですね。

 

車は所有するだけでお金がかかるものですが、自分が使ってない時に有料で他人に貸し出すと、車の出費を抑えたり、プラスの収入にしちゃうことも夢じゃないかもしれませんね!

 

 

【Uber】世界中

ドライバーと移動を必要とする人をマッチングさせる配車サービスです。
車で移動したいときに、車を所有するドライバーを呼び出せます。
アメリカではUberの影響でタクシー会社が続々と経営難に陥っていますが、海外のタクシーはもともと粗悪なサービスが多かったため、お客さんが離れていったのも理解できます。

 

しかし、日本のタクシーのサービスは世界トップレベルなので、Uberが日本で今後どのような展開がするのか楽しみです。

 

 

【TaskRabbit】アメリカ

家事や荷物運びなどの細かい仕事をアウトソーシングできる、アメリカではとても人気のP2P型のお仕事マッチングサービスです。
人気の秘訣は2つ。1つ目は、インターネットで簡単に仕事依頼できる仕組みであること。2つ目は、上述した『Lancers』のようなエンジニアやデザイナーのスキルが必要な仕事ではないため、誰でもできる日常のちょっとしたことでお小遣い稼ぎができることです。

 

TaskRabbitは日本では使えませんが、『Anytimes』は日本版TaskRabbitと呼ばれているものなので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。

 

 

シェアリングサービスの今後

シェアリングサービスがどのようなものなのか、おわかりいただけたでしょうか?

 

便利、効率的、安い、リソースを最大活用で環境に優しい、人との触れ合いが楽しい、自分に合ったコミュニティが見つけられる、などなど、シェアリングにはさまざまなメリットがあると思います。 実は、今回紹介したシェアリングサービスは多くが2010年以降に発足したものです。冒頭のデータで示したように、今はシェアリングエコノミーがまさに勢いづいている段階であり、このまま少なくとも21世紀の間はシェアリングブームが続くのではないでしょうか。

 

個人間(P2P)のシェアリングサービスはニッチからブレイクスルー期に入ってきています。もっと大きな規模の組織もシェアリングに将来参加してくると、シェアリングエコノミーの可能性は格段に広がると思います。例えば、映画館などの施設も使用している時間以外は、他の人が使えるようにするなど、可能性は無限大です!

 

これからのシェアリングサービスに注目です。